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昨年、岡山駅前の串カツ人気店創業者である父の葬儀を行いました。倉敷市の霊園に到着するまでの間、母はずっと犬の首輪のおすすめを選んでタヒボとはどんなお茶かを話していました。
実は須坂市の工務店に頼んで建てた我が前橋市にある注文住宅の家で葬式を出すのは初めてです。行田市で葬儀やお葬式を行ったことはありますが、葬儀については何も分からないまま、葬儀屋さんの指示のとおりに段取りをすることになったのです。
宇都宮の呼吸器内科へ通うこともあったハンガーラックにこだわる父が亡くなったのは木曜日の朝でしたので、てっきり土日の葬儀になるとおもっていました。土日なら会社勤めの親戚にも来て貰える・・・そう思っていると、葬儀屋さんから「お寺は決まっていますか」と聞かれました。
本家の菩提寺と同じお寺が良いと思って、お寺の名前を伝えると「そこは市内でも一番檀家が多いところです。土日は法事等入っているでしょうから、平日でないと葬儀には来て貰えないでしょう」とのこと。確かに葬儀は急な話ですから、お寺にも予定があると思いますが・・・そのお寺なら、待っても土日の葬儀は無理のようです。
結局、間に友引も入ってしまい、お通夜ができたのは水曜日、本葬は木曜日と一週間かかってしまいましたが、返礼品など色々と準備も出来たので良かったのかも知れません。
葬儀の日程は、葬儀場の都合と持っていましたが、ほとんどの場合はお寺の関係とか。知りませんでした。
わたしの実家周辺は葬儀を執り行う祭は斎場を利用せず、自宅を使って実施することが非常に多い風習がまだ残っています。わたしの祖父母についても自宅で葬儀を執り行いました。準備はご近所さんで集まって行い、何と祭壇まで近所で共同購入したものを持ち回りで使っているという状態です。お通夜のふるまいも近所の女性衆が集まって料理するという形を取っています。
これが古い、合理的ではないという前に非常に温かみがあって、個人的には非常によいのではないかと感じています。
わたしの父親の世代、要するに団塊世代になるとみなが大変だから斎場での葬儀を望むということもありますが基本的にはまだまだこの傾向は続いていくのではないかと思います。
いずれにしても、なくなっていく方、そしてご家族親戚の意向によってさまざまな葬儀の形がこれからはあってもよいのではないかと思います。きっと、大事なのはなくなった方を懐かしむ空気が生まれる葬儀の雰囲気ですから。
父の葬儀がひと段落したら遺品整理をしなくてはなりません。まずはゴミ屋敷の格安片付け業者などを探して、遺品整理の料金から調べようと思っています。
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