叔父が亡くなった時、東京での海洋散骨の日取りを考慮して葬儀は大阪市の葬祭場で行われました。
ゴミ屋敷掃除のサービスまで行う民間会社とは異なって、簡略的に淡々と行われるものだと思っていたのですが、それが誤った思い込みだと気が付きました。
有料のサービスを充実した施設だけが素晴らしいのではなく、気持ちの込められた葬儀であることこそが重要だと実感したからです。
叔父が亡くなったのはお盆時期の直前で、なかなか葬儀の予約ができませんでした。
でも、そのために叔父の遺族は職員の人との打ち合わせに十分に時間を掛けられたことで非常に満足したそうです。
また、その合間に叔父の経歴を紹介する為の聞き取りがあったのですが、それを司会進行の人が読み上げたものに心打たれました。
それは経歴だけではなく、叔父が周囲の人にどう慕われていたのか。
お世話になった人の実際のエピソードなども含まれていて、参列したほとんどの人が叔父の生前の姿を思いだし、涙したのです。
こういう故人を純粋に偲べる葬儀こそが理想だとつくづく思いました。
現在は様々なサービスが提供されていますが、本質を極めたものに厳選してほしいと感じています。