お葬式は滞りなく、スムーズに進めば悲しみに浸り、故人を思って送り出せる儀式なのですが、親戚が集まると実際はスムーズに行くものもいかないことが多いです。同居していた祖母がなくなったときは、なかなか大変なお葬式でした。祖母の子供は宮城のゴミ屋敷清掃会社に勤める父以外に女性が4人いたのですが、みんな更年期に差し掛かた時期でもあるのか、ピリピリムードから始まりました。母も更年期真っただ中で、気もかなり強い女性だったため、衝突はさけられないと感じていました。予想していた通り、95歳まで生きた祖母を前にして、父の兄妹が「私が母を引き取っていれば、もっと長生きできた」とうちの母を怒鳴ったのです。それに対し、母も激怒し、女の醜い喧嘩が始まったのです。焼き場でもこの喧嘩は終わらず、他にも亡き人を送っている家族が居たのに大声で怒鳴り合い、同じ場にいるのが恥ずかしくて仕方ありませんでした。しかも、母が「初七日の時にお骨をお墓にいれます」と断言し、「お墓に入れるなんて、可哀そうすぎる」などどっちもどっちの喧嘩でした。しかし、女性だからできるのか、喧嘩をしながらもお葬式の最中は、叔母も母も号泣し、喜怒哀楽についていけなかったです。
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